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朝鮮大学校創立70周年記念 KUCKSシンポジウム「朝鮮学校の法的地位をあらためて考える―民族教育権確立のために―」

朝鮮学校をめぐる法的地位の問題は単なる「学校制度上の処遇問題」ではありません。
それは、日本の植民地支配とその未清算の問題、そして朝鮮半島の分断に対する日本国家の責任を背景として形成されてきた歴史的・政治的問題であります。
在日朝鮮人の民族教育権の抑圧は、こうした歴史の帰結として現れてきたものであり、朝鮮学校をめぐる不安定な法的地位や制度的排除は、その具体的な表れであります。
とりわけ戦後日本において、朝鮮学校は教育機関としての実体を有しながらも、国家によって一貫して周縁化され、例外化され、不安定な法的地位へと押し込められてきました。
そこには、朝鮮学校を民族教育の正当な場として承認するのではなく、在日朝鮮人社会を治安管理の対象として把握し、統制しようとする政治的意図が伺えます。
朝鮮学校は戦後日本において教育機関としての社会的承認がなされてきませんでしたが、とりわけ近年においても、高校無償化制度や幼保無償化制度からの排除、自治体補助金の停止・削減、ヘイトスピーチや排外主義の蔓延など、差別と抑圧は依然として深刻であります。
こうした現実は、教育権の侵害にとどまらず、民族的アイデンティティの継承、言語・文化の再生産、共同体の存続に対する構造的な圧迫として理解されなければなりません。
本シンポジウムでは、朝鮮学校の法的地位問題をあらためて中心課題として据え直し、その歴史的形成過程、現在的差別の構造、日本の学校教育制度との関係、さらには文化ジェノサイドとしての弾圧という観点から多角的に検討します。
加えて、国際人権法の視点を導入することで、民族教育権の確立に向けた理論的・実践的課題を整理し、新たな運動と研究の地平を切り拓くことを目指します。
【日時】
2026年7月6日(土)午後1時開始(午後12時30分開場)
【場所】
朝鮮大学校講堂
【プログラム】
挨拶(13:00 〜 13:05)
報告(13:05 〜 14:05)
司会:李英哲(朝鮮問題研究センター朝鮮文化研究室室長)
①「日本政府による朝鮮学校不承認の歴史―法的地位問題を中心に」
報告者:金勇大(朝鮮大学校教育学部教授、朝鮮問題研究センター民族教育研究室室長)
②「朝鮮学校に対する差別の現状」
報告者:朴金優綺(在日本朝鮮人人権協会事務局員、朝鮮大学校非常勤講師)
※休憩(14:05 〜 14:15)
討論(14:15 〜 14:55)
①「日本の学校教育制度の中の朝鮮学校」
討論者:板垣竜太(同志社大学社会学部教授、同志社コリア研究センター)
②「文化ジェノサイドとしての朝鮮学校弾圧」
討論者:金陽順(朝鮮大学校政治経済学部助教)
特別コメント(14:55 〜 15:40)
「国際人権法・反差別規範から見る朝鮮学校差別問題」
アナスタシア・クリックリー(Anastasia Crickley)
※国連人種差別撤廃委員会元委員(2010年〜2017年、最後の2年間は委員長)。アイルランド国立メイヌース大学名誉教授。反差別国際運動(IMADR)理事。1998年〜2008年まで人種主義と異文化交流に関する全国協議委員会の議長を務める。EU基本的権利局の初代会長。ヨーロッパ反人種主義ネットワークの創設者。アイルランド・移住者権利センターの共同創設者、Pavee Point(トラベラーズとロマのためのセンター)の共同創設者。
※休憩(15:40 〜 15:50)
総合討論 & 質疑応答(15:50 〜 17:15)
閉会(17:15)
【参加費】
1000円(要申込)※学生・大学院生は無料
【申込方法】
▶ 締切 7月1日(水) ◀
WEBでの申し込み
URL: https://forms.gle/BguUhtQPYuLoA4iY6
Mailでの申し込み
住所、氏名(ふりがな)、職業 or 所属、電話番号をご記載のうえ、お申込みください。件名は「シンポ参加」とお書きください。
Mail:kucks1105@gmail.com
【アクセス】
JR国分寺駅北口より西武バス[寺71]系「朝鮮大学校前」下車、徒歩1分
JR立川駅北口より立川バス[立30]系で「武蔵野美術大学」、[立31]系で「若葉町団地」下車 徒歩7分
西武国分寺線「鷹の台」駅下車徒歩15分

