世界各国の政府は、すでに多額の借金を抱えた状態で、調達コストの金利がより高い「新しい時代」へと突入しつつある。過去の債務が現在の高金利で借り換えられるにつれ、歳入のより多くの部分が利払いに回されることになる。
アメリカではすでにその動きが現実のものとなっている。年算の利払いコストは1.2兆ドル(約180兆円)に達し、すでに国防費を上回っている。
チャールズ・シュワブの経済研究チームは18日朝、「アメリカの新たな債務の現実(America’s New Debt Reality)」と題したレポートの中で、「政府は常に債務の一部を市場価格で借り換えているため、高金利環境下では債務全体に支払う実効金利が緩やかに上昇していく」と指摘している。
懸念されるのは悪循環だ。利払い費の増大は、財政赤字と更なる借入ニーズを拡大させ、すでに国債で溢れかえっている市場に、さらに多くの国債を供給することになる。
米連邦議会予算局(CBO)によると、マーケットが保有する米連邦債務残高は現在、GDPの約101%に達している。超党派の機関であるCBOは、この比率が10年後には120%に上昇すると試算している。
この問題は、比較的良好な経済状況の中で進行している。もし景気後退が起きれば、税収が減少する一方で、経済を下支えするための支出が増え、アメリカ政府はさらなる借入を余儀なくされることになる。
先週行われた国債入札において、10年債利回りは2007年以来、30年債利回りは2001年以来で最も高い落札利回りを記録した。(“America’s debt is getting more expensive”, By Courtenay Brown, Axios, August 19, 2026)




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